海外生活は楽しそうと思われますが、
すべてがストレスなく楽しめるほど甘くはない世界でもあります。
無事学校卒業し帰国した今では、楽しかったと思えますが、現実は想像の3倍(もっとかもしれない)ほど大変でした。
・仕事の日は勉強ができませんでしたので、休日に10時間通しで宿題(Assignments)したり
・すざましい量の宿題(Assignments)を、毎晩夜遅くまでコンスタント(平均2~3時間ほど)にやらなければ、提出期日に間に合わない
・しかも、卒業するまで、科目、課題ごと(Subject)に終わることなく、この作業がつづきます
例えば、器用にズルして、他のクラスメート答えをそのままをコピーすることだってできますが、ただでさえ英語力が足りないわたしには、それはできない(力がつかないから)
※しかし、どうしてもわからないものは、ヒントもらったり、教えてもらったり、クラスメートと共同作業したりなどして協力して仕上げました
・おまけに試験勉強
・その日に新しく覚えた英語の復習など(語学力のないわたしには何をするにも)
・あまりのストレスで、カラダに蕁麻疹がしばらくできた時期も
・部屋で椅子に座ったまま深夜まで寝ていたことも何度もあり
・もうだめだと考えたこともある
しかしですね、
帰国したいとは一度も思いませんでした、今まで費やした高い授業料と、生活費を無駄にしたくなかったからです。
そして、友達つくろうと思っていいなかったのに、友達が自然とできたんですよね。
(わたしは、積極的に友達はつくるものではなく、できるものと考えてる派)
クラスメートには、英文科卒業の、もともと英語力や留学経験の豊富なひともいました。
けれどみんな同じように、とてもがんばっていたんです。
それがとても勇気づけられたんですよね。
そして、1年を過ぎるころでしょうか、ようやく少しずつ英語に慣れてきたんです。
これは、卒業したオーストラリアの学校の入学要件なんですけどね、実際わたしはこのレベルに程遠く(今現在でも、びっくりするほど英語が下手ですが、地道にがんばってます^^)
下記の英語条件のいずれかを満たす必要があります。
・IELTS(アカデミック) 4.5以上
・TOEIC 700点以上
・TOEFL iBT 50点以上
・オーストラリアの語学学校のIntermediateクラス以上の修了書
・学校の英語テスト&学校長とのインタビュー(対面・電話)
これに準じるもの()
そして
これに追いつくために、わたしがやったことは、外の世界に接点(仕事や生活を英語圏)を多くつくることでした。
銀行へ行くにも、病院へいくにも、バスカードを落としてサポートセンターへ連絡するにも、へたでも自力の英語で(日本語通訳を入れない)
仕事中は、かなりの英語の訓練になりました。
通行人やスーパーなどへ行ったら、無駄に英語で話しかけ(わかっていても、〇〇はどこにありますか?など)
そして、あるひ事件が起きるんです…
忘れもしません、男性のお客さんへのマッサージ中(先進国大企業ならば誰で知っている組織・・・守秘義務がありますのでこれくらいで)
きっとイライラさていたんでしょう
マッサージ中、自分の要望が聞き入れなかったと勘違いされ
「おまえは、まともに英語もしゃべれないくせに(もちろん英語で)・・・・」
さらに、それはそれは、激しい差別用語の嵐…
しかも、はだかで起き上がり(パンツははいてます)
まあー、ツバ飛ぶは、わたしの目の前で指差さされるわ(あぶないわ)キレまくっていらっしゃいましたから…
危険を回避するため、真顔で小刻みな動きで上手にかわしましたけど^^;
わたしにも言い分(状況がフェアではない)あったんですけどね、
しかし、あきらかに英語力が不足している、わたしにも原因があり、修行中の身、グッとこらえました。
よい勉強になりました。
日本でも、パワハラ、セクハラ、モラハラ、差別的扱いなどありますが、
世界を観ると、発展途上国のひとたちへの不当な労働や差別的扱いなどがたくさんありますよね。
しかし、世界では貧困などの理由で、
圧倒的に「教育を受けられないひとへの差別」が多いのではないでしょうかね。
今回のわたしの件で
教育(Education)、英語力(コミュニケーション)は、差別(Discrimination)を受けないための、ひとつの手段だったことが、身をもって感じたんです。
※わたしは今まで、貧困(貧乏)という理由が差別されるひとつの要因と思っていて、しかし実は教育(対等なコミュニケーション力がない=教育を受けることができない)こそが、最大の差別の根元…だと解釈。
たぶん、日本にずっといたら、「なぜ差別がある?」のか理由が、はっきりとわからなかったのかもしれません。
だから、英語力(コミュニケーション、対等にディベートできる)が、大切であり必要なんだと思うんですよね。
安全圏(留学生活で日本語圏のコミュニティーで過ごし、苦手なことを極力しない)→自分の思う通りにうまくいく(努力が必要ない要するにのでストレスが少ない)→ 結局英語が伸びないけど→ 海外生活が楽しいこれもひとつの選択(もちろんストレスなく楽しむ人生もありだから)
しかし
海外生活がたのしくないほど英語がのびてますから
そして英語力(コミュニケーション)があれば、自分の視野も、もしかして世界をも変えられるもしれないのです!
きょうもおつかれさま
では、素敵な一日をお過ごしくださいね。